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本條秀慈郎(三味線演奏家)
HONJOH Hidejiro

その演奏は”深い感動を呼び起こす”と演出家の蜷川幸雄から絶賛。
作曲家一柳慧から”三味線を世界に証明している”とも評された。
本條秀太郎に古典・現代の双方を師事し本條秀慈郎の名を許される。

2018年に文化庁文化交流使に任命され世界各国リサイタル等約30公演、21曲の委嘱初演。
NYジャパン ソサエティで秀慈郎の公演がニューヨークタイムス紙などに取り上げられる。
2019年エイベックス インターナショナル クラシックス主催ロンドンウィグモアホールにて
リサイタルデビュー、BBCラジオ3に出演。
2019年藤倉大「三味線協奏曲」をニューヨーク リンカーンセンターの音楽祭
”モーストリーモーツァルト”にて世界初演し、2020年パンデミック中の7月には
大野和士指揮東京都交響楽団の演奏で日本初演を果たす。
2019年サンフランシスコにて作曲家三浦寛也のマイクロオペラ「Sharaku Unframed」に
弾き唄いのソリストとして初演に参加。
2019年より坂本龍一とNHKニューイヤーラジオやエルメスのラジオ番組など共演を重ね、
2020年4月にはdTV配信コロナに負けるな「Ryuichi Sakamoto: PTP04022020
with Hidejiro Honjoh」に出演し坂本との即興演奏や
委嘱作品「honj 」(作曲:坂本龍一)を演奏するなど話題となる。

2020年8月にはサントリーサマーフェスにて高橋悠治の三味線協奏曲「鳥も使いか」を弾き唄う。
これまでにソリストとして指揮者秋山和慶、井上道義、鈴木優人や、Vimbayi Kaziboni、Christoffer Nobin、
東京シティフィルハーモニック管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、オーケストラアンサンブル金沢、
読売交響楽団響、東フィルハーモニー交響楽団、クラスノヤルスク室内オーケストラ、バルティックネオポリス管弦楽団、
クリスティアンサン交響楽団、またアンサンブルではアンサンブル・ノマド、アヴァンティ!室内アンサンブル、
アンサンブル・アンテルコンタンポランソロイスツ、アンサンブル・モデルン、インターナショナル・コンテンポラリーアンサンブルと共演。
演奏家ではカリ・クリーク、クレア・チェイス、大石将紀、福川伸陽、古澤巌、野坂操壽、宮田まゆみらと共演。
ダンスの平山素子や大前光一、デザイナーのリロイ・ニュー、ドローイングの鈴木ヒラクと共同し創作作品も展開。
作曲家合屋正虎と日本画の出口雄樹とのプロジェクトを継続。江戸と現代を融合する一般社団法人「淡座」メンバーとして落語家古今亭志ん輔と共演。
栃木県宇都宮にて「邦楽ゾリスデン 」として活動。

桐朋学園短期大学部卒業、専攻科、研究生修了。在学中杵屋勝芳壽氏に師事。
現在桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。エルシステマ作曲教室にて実技講師を三度担当。
現代邦楽研究所修了。津軽三味線を長谷川裕翔氏に師事。
三味線演奏家として初の東京オペラシティ文化財団”B→C”出演、
日本現代音楽教会ペガサスコンサート出演、ダヴィンチ音楽祭出演。
Acc中村錦平フェロー受賞。第70回文化庁芸術祭新人賞。第25回出光音楽賞、
第27回京都青山音楽賞青山賞、第12回宇都宮エスペール賞を受賞。第12回創造する伝統賞を受賞。
第二回東京邦楽コンクール第1位。第22回長谷検校記念くまもと全国邦楽コンクール最優秀賞・文部科学大臣賞。

”現代の三味線音楽”の創造を目的とし作曲家への委嘱活動も行ってきた。
一柳慧、高橋悠治、北爪道夫、福士則夫、権代敦彦、杉山洋一、
酒井健治、坂田直樹、桑原ゆう、挟間美帆、
Vijay Lyer、Dylan lardelli、Gabriel Prokofiev、Yigit Kolat、
Nathan Davis、Matej Bonin、Alex Nanteらに作品を委嘱または初演するなど
現在もそのレパートリーを広げている。

NHK教育「日本の芸能」(現在エンディングテーマ演奏)TV朝日「題名のない音楽会」等出演。